このマンションに入居して7年、ナチュラルモダンな北欧インテリアを楽しんでいます。料理は苦手ですが、中3、小4の子どもたちもいますし、避けては通れない家事。だから少しでも楽しい気分になれるよう、お気に入りのアイテムや、好きな色の力を借りてキッチンの空間づくりをしています。食洗機も、苦手なキッチン家事を楽にしてくれる欠かせない存在。

実家にも、大きなフロントオープンの食洗機があったのを覚えています。子どものころから、「食器洗いは食洗機がするもの」だったんです。いま思えば、あれは海外製のものだったのかもしれません。当時、両親は海外の友人が多かったので、欧米の便利な文化をいち早く取り入れていたんでしょうね。

食洗機は、入居時からスライドオープンの深型が備えつけられていました。でも容量がまったく足りず、パズルのように食器をがんばって入れても、結局、追加で手洗いが必要で、実家のように大きなサイズが欲しいといつも感じていました。

だから、いまのマンションにも設置できるサイズで、しかも国内メーカーのフロントオープン食洗機があると知ったときは驚きでしたね。

うちは木目調のシステムキッチンで、以前の食洗機も同じパネルデザイン。Web限定商品ということでしたが、ステンレスのパネルは実物を見なくても不安を感じることなく、イメージ通りでした。むしろ、「もとからこうだっけ？」と思ったくらいです。以前よりもシャープさが加わり、冷蔵庫のシルバーとも相性がよく、キッチンに統一感が出た気がします。毎日、目にする場所ですから「ちょっと嫌だな」と思いながら過ごすのは悲しいですよね。心からお気に入りだと思えるものにチェンジできてよかったです。

これまでは、1日に4回も食洗機をまわしていたんです。夫がリモートワークになり、家で昼食をとるようになったことで、朝、昼、夜とそれぞれ、さらに寝る前ももう一回。それでも入り切らないものが毎回少し出て、いつも追加で手洗いをしたり、シンクに溜めておいたり……。夏休みのような長期休暇で子どもたちが家にいる時間が増えると、さらに食器は多くなります。それが、いまはたっぷり入るおかげで1日2回に。食器が少ない日は、1回でも大丈夫なくらいで、手洗いすることもほとんどなくなりました。

大容量の食洗機に変わることで水道代アップを心配していましたが、むしろその逆。回数が減り、水も電気も節約になった実感があります。

調理器具が一緒に洗えるようになったこともうれしいです。片手鍋のように取っ手があるものや大きめのボウルなども問題なく入りました。特に冬場は手荒れがひどく痛いくらいだったので、手洗いするものが減るのは本当に助かります。高さのある水筒が余裕で入るのも、子育て家庭にはとても便利ですね。うちは大皿から取り分ける料理が多いので、下かごに大きめのプレートがたくさん入れられるのもありがたいです。

もちろん、たくさん入れても汚れ残りが気になることもなく、サッと洗っただけでは取れにくい卵液や油分もしっかりきれいに。以前のものに比べて、作動音が小さく感じます。キッチンカウンターに置いたスマートスピーカーの声や、テレビの音が、しっかり聞こえるようになったんです。

カゴが上下ともスムーズに引き出せて、奥まで出し入れがしやすいのは、フロントオープンならではですね。いままでは、追加で洗い物があると、いったん上にあるものを取り出してから、もう一度セットし直していたので、それがすごくストレスだったんです。子どもたちが、夜遅くに出し忘れたお弁当箱を持ってきても、2段カゴのおかげで楽に追加できるから、「いいよ〜」って言える心の余裕が生まれました。

下カゴのかたちも使いやすいですね。以前の食洗機には入れづらく使う頻度が減っていた食器が、また食卓に並べられるようになったこともうれしいです。使える食器の幅が広がった気がします。